郡山市

郡山市のご紹介

郡山市

 郡山市は、福島県の中央に位置し、東北地方で仙台市、いわき市に次いで第3位の人口規模を誇る、南東北の拠点都市です。首都圏から東北新幹線で約80分というアクセスの良さに加え、鉄道や東北・磐越両自動車道が縦横に交差するなど、交通の利便性が良いことから「陸の港」とも称され、「人」「モノ」「情報」が集まる中核市、そして経済県都として成長を続けています。

郡山市のみどころ

 猪苗代湖。別名「天鏡湖」と呼ばれる、天を映す鏡のように美しい湖であり、広さは全国4番目を誇り、湖面の標高514mは、全国でも有数の標高の高さです。郡山市が、東北を代表する都市にまで発展したのは、この猪苗代湖のおかげです。この猪苗代湖の美しい水は、郡山にとって「命の水」であり、猪苗代湖は、四季折々の表情をみせてくれます。「猪苗代湖」は、郡山市民にとって、まさに母なる湖です。

 時をさかのぼること約140年。明治という日本の大転換期に、明治政府初の国営農業水利事業として行われた「安積開拓・安積疏水開さく事業」。猪苗代湖から現在の郡山市内に水を引くというこの大事業で、安積原野の開墾が行われ、郡山市は未曾有の発展を遂げました。また、この大事業は、地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーとして「日本遺産」に認定されました。

 郡山市は、「楽都郡山」と音楽のまちでもあります。その歴史として、郡山市は、安積開拓や安積疏水の開さくにより明治中期から戦前にかけて急速に工業都市として発達し、人口が急増し、さまざまな人々が集まりました。そして、表現の自由の風潮が全国的に広まる中、郡山でも美術・演劇・音楽などの団体が結成されました。また、この時期には、「素人のど自慢大会」などが人気を集め、郡山でも町内会の演芸会などに多くの人々が参加し、開放的な音楽を楽しむようになりました。音楽による戦災復興、これが郡山市民の心の拠り所となり、東北のウィーンと呼ばれるほど、さまざまな音楽会が開かれるようになりました。2008年に音楽都市を宣言して以降も、楽都郡山として多くの人々を魅了する音楽が鳴り続けています。

 8月には、「うねめまつり」が開催されます。この祭りは、昭和40年に安積郡9か町村が郡山と合併し、市民が一体となれるまつりをおこしたいという気運が高まり、郷土の伝説である釆女物語を主題とした『うねめまつり』がつくられました。
一方、奈良市でも釆女物語が残されており、毎年仲秋の名月の晩には『釆女祭』が猿沢の池で行われています。これが縁で郡山市と奈良市は昭和46年、姉妹都市を締結し、毎年8月には奈良市から親善使節団が郡山市を訪れ、また仲秋の名月には郡山市から親善使節団が奈良市を訪問、両市の交流を深めています。

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