舟形町は、山形県の北東部で最上郡の南端に位置し、南北に6.5km、東西に27.4kmと南北に狭く、東西に細長い地形にあります。総面積は119.04平方キロメートルで、大部分が山地に囲まれた地域です。町を東西に流れる最上小国川は鮎が有名で、毎年約3万人の太公望が訪れ、有名釣り具メーカーの東北大会や全国鮎釣り甲子園などのイベントも開催されるなどシーズン中はたいへん賑わいます。毎年9月上旬に開催される舟形若鮎まつりでは鮎の塩焼きなどの町特産品の販売やステージ上でのイベントなど初秋の舟形町を満喫できる楽しいイベントです。
町の基幹産業は農業で、米、ネギ、アスパラ、ニラなど新鮮でおいしい農産物が作られています。町には大きく2つの観光スポットがあり、一つは豊かな自然が魅力の「舟形若あゆ温泉あゆっこ村」で、美肌の湯、眺望の湯として、隣接するコテージ村と合わせて人気のスポットです。2つ目は、歴史と文化が感じられる猿羽根山公園です。公園内には松尾芭蕉や斎藤茂吉の歌碑が建立され、静寂な雰囲気と景観が人気のスポットです。また、舟形町は日本最大級の国宝土偶「縄文の女神」が出土した町としても有名です。高さ45cmで、その流麗な姿から日本を代表する国宝土偶の一つとして世界数各国に展示され絶賛を浴びています。自然や歴史、文化を存分に味わいに、ぜひ舟形町を訪れてください。