

世田谷区と川場村は、昭和56年11月に “縁組協定”を結びました。
この縁組協定は、世田谷区民の「第2のふるさと」としての川場村を舞台に
都市と農山村との交流をとおして、自然とのふれあいや人との出会いを大切にしながら
世田谷区と川場村の住民と行政が一体となって“村”づくりを目指すものです。

令和3年11月28日、縁組協定の締結40周年を祝し、記念式典とシンポジウムを開催しました。
記念式典では、これまでの交流を振り返るとともに、
今後も住民同士、自治体同士が力を合わせ、未来に誇れる交流を続けていくこと誓いました。
シンポジウムでは、「都市と農村の交流」をテーマとした基調講演やパネルディスカッションが行われ、
国や両自治体のさまざまな取組みを発表し、これからの自治体間交流について活発に意見が交わされました。
縁組協定の締結から40年という節目を迎えた今でも、
世田谷区の小学校5年生の移動教室や友好の森事業をはじめとする、区と村との交流は続いています。
また、木質バイオマス発電による自然エネルギーの自治体間連携など、
区と村との交流は政策課題の解決に向けた取組みにも発展しています。
今後も、世田谷区と川場村それぞれが持つ資源を活用しながら、連携を強化し、
縁組協定の想いやこれまでの交流が次世代へ受け継がれていくよう、区と村の絆を深めていきます。